浮造りの床

我が家の床材には無垢材の杉を取り入れました。この杉のフローリングを浮造りにしたのです。

浮造りとは、木材加工方法の一つであり、木の柔らかい部分を磨きながらそぎ落として凹ませ、年輪が凹凸になるように仕上げる加工方法です。杉などの柔らかい木材ならではの仕上げ方法であり、木目が浮き上がったようになります。木目の美しさをより際立たせることができ、さらには触感の良さも高められるのです。杉のような柔らかい木材は足腰に負担がかかりにくく、さらに木目が凹凸になっていることで足裏をほどよく刺激してくれマッサージ効果が得られます。このように足裏を刺激することで体のバランス改善を促したり、肩こりや腰痛、偏頭痛などを予防したりするとされています。また、足ツボを刺激することから血行促進効果も期待できます。木目の凹凸が可視光線を吸収して光の反射を抑え、眼精疲労を減らして目に優しい空間をつくります。さらには木目の凹凸が滑り止め効果となり、小さな子どもからお年寄りまで安心して過ごすことができるのです。子ども達の偏平足予防にも効果があるとされています。

今までは合板フローリングの住まいで生活していました。夏場に裸足で床を歩くとペタッと貼りついたような感触でしたし、冬はヒヤッと冷たく裸足で歩くことはできません。しかし、無垢材の浮造りフローリングは、夏場でもサラサラとした心地よい肌触りですし、冬はほのかにあたたかみを感じられるため一年を通して裸足で過ごしたくなるような居住空間が広がります。裸足での暮らしを楽しむことができ、自然治癒力が高まるとされているのです。住まいに用いる建材、さらには加工方法にまで注目しておき、より快適で、居心地の良い住まいを手に入れられるようにしておきましょう。

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